【植毛】こめかみの薄毛解消しよう!!

もとから直毛の髪質だった患者さんが植毛手術を受けて、植え込んだ髪の毛がちぢれていることがあります。植え込んだ髪の毛のちぢれは放っておいてもちぢれがなくなっていく髪の毛と、どんなに待ってもちぢれたままの髪の毛があります。植毛手術を受けて植え込んだ髪の毛は一度抜けて、毛根は休止期に入りますが、休止期が終わって生えてきた髪の毛は、もとから直毛の髪質の患者さんでも若干ちぢれて生えてきます。ちぢれ毛の髪質の患者さんはいっそうちぢれが強くなります。放っておくと生えてきた髪の毛は徐々に太くなり、ちぢれも弱まり周辺の髪の毛と馴染んでいきますが、完全に馴染むのには一年くらいかかることがあります。しかし植え込んだ髪の毛が強くちぢれて生えてくることがあり、どんなに待ってもちぢれたままの髪の毛になってしまうことがあります。もともと傷跡があったところやこめかみに髪の毛を植え込むと強くちぢれて生えてくることが多くなります。また、植毛手術の経験が浅いお医者さんが手術したときにも強くちぢれて生えてくることが多くなります。この二つに共通しているのは髪の毛を植え込むときの株の深さが適切でない可能性が高いということです。髪の毛は一般的に毛根は頭皮から4ミリメートルから5.5ミリメートルくらいの深さにありますが、髪の毛を植え込むときに強い力で押し込んでしまうと髪の毛が根元のところで折れ曲がってしまうことになります。皮膚の薄い傷跡やこめかみに切り取ってきた厚みのある頭皮を植え込もうとすると力がかかることになりますし、植毛手術の経験があまりないお医者さんも髪の毛を植え込むときに強い力で押し込んでしまいがちです。これらの要因が生えてくる髪の毛を強くちぢれさせる可能性があります。強くちぢれた髪の毛を生やさないようにするために、植え込む髪の毛の頭皮の厚さを測定して、頭皮の厚さに合った深さの切り込みを入れることや、植え込む髪の毛の株を挿し込むときに強い力で押し込まないようにすることで、すこしでも防ぐことができます。しかし髪の毛を植え込む手術をたくさん経験しているお医者さんでも強いちぢれの髪の毛が生えてくることを完全になくすことは、大変困難なことです。髪の毛を植え込む手術を受ける患者さんも100本に1、2本の髪の毛は強くちぢれることがあることは想定しておくことも対処法の一つとなります。どうしても気になる場合は植毛手術を受ける前にお医者さんと充分にカウンセリングを行って納得した上で手術を受けるようにするのが良い方法です。

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