【植毛手術】不安解消！流れを知っておこう！！

自毛植毛の手術には様々な種類があり、患者さんの脱毛状態や体質によって手術の内容も変わってきます。本来、脱毛が進行している以外の自分の健康な部分の髪を皮膚と一緒に採取して、それを頭皮に移植していく方法ですが、手術を行う際に異なる点は、採取した皮膚組織をどのように移植するか、皮膚組織の採取法と、それを埋め込む際の株の作り方です。まず、多くの国で採用し、日本でもこの方法で行うのが主流であるFUT方法によるドナー採取法は、健康の髪と皮膚組織のある後頭部を切開し、帯状に皮膚を切り取ります。それを、1～4株ほどに分けて、髪をはやしたい部分に切り込みを入れて一つ一つの株ごと植えていく方法です。日本でも多くの植毛クリニックがこの方法で治療を行っています。次に、日本で急激に人気を博し取り入れるようになったFUE法によるドナー採取は、間引きしながら直接株をくり抜き、移植したい部分に穴を開けてそこに株を植えていく方法です。メスで切開することがないので、術後に頭皮が突っ張る感じがなく体にかかる負担も少なく、傷跡も目立ちにくいとされています。それ以外に、脱毛クリニックでも名前を聞くことのあるニードル法は、ドナー採取を頭皮から帯状に切開して株を分けるまではFUT法と変わりありませんが、特殊なニードル針で穴あけと植え込みを同時に行っていくことが特徴です。少し変わった方法として、自動植毛ロボットを使用して移植していく方法もあります。デジタル処理で効率良く間引きしながらドナー採取を行ったら、植え込みはFUE法と同じで穴を開けながらそこに手動で株を植え込んでいく方法です。日本ではまだロボットを採用しているクリニックは数少ないですが、世界初の自毛植毛機でもあります。ちなみに、日本ではまだ症例が少ない方法ですが、アメリカでは多くの症例があるボズレー式は、ほかの方法とあまり変わりはないのですが大きく違う点は、太い毛を採取した場合には頭頂部に、細い毛を採取した場合には後頭部や生え際に移植するなど、ドナー採取のサイズや種類によって移植していく位置を決めていく方法です。このように、一口に植毛といっても多くの方法が存在し、それによってダウンタイムや傷跡が残るか残らないかなど変わってきますので、もし受けたいと考えているのであれば自分にどんな方法が最適なのかよく考えて、クリニックの良しとも十分に相談してから決めていくようにしましょう。独自に快活を行って取り入れているクリニックや、あくまで主流の方法で行っているクリニックなど様々ありますが、大切なのはきちんと移植した毛が生えてくるかということでしょう。