植毛の面積はどれくらいが自然?-増毛の役立つ知識-

植毛を行う場合には事前にカウンセリングを受けることから始まりますが、そこでは、施術方法や対象となる部分の適性など様々な内容について打合せが行われます。その中の1つに対象面積があります。施術を受けるにあたってはクリニックによっては仕上り具合などを考慮して専門医がデザイン等を提案し、それによって面積を割り出しているところもありますが、おおよその算定は自分でも行うことができ、準備するものとしては、油性マジック、サランラップ、NHT測定システム用紙が必要となります。NHT測定システム用紙はダウンロードで簡単に入手をすることができますが、もし無い場合には方眼紙でも代用することができます。 方法としては、まず、自毛植毛を希望する部分にサランラップを当て、マジックで植毛をしたい範囲の輪郭を書きます。この場合に、1人で行う場合には鏡や手鏡を利用するとやりやすく、また、ある程度大まかに輪郭を付けるだけでも構いません。次に書き写したサランラップをNHT測定システム用紙の上に広げ、透けて見えるマス目の数を数えます。NHT測定システム用紙では一マスが1cmX 1cmとなっており、つまり、ここでは1?を表わしています。数えることによって希望するおおよその大きさを知ることができ、金額の相場を調べることで必要とされる費用も概算で知ることができます。 また、ここで算出した数字は密度による植毛費用の参考にすることもできます。施術では希望する面積にどのくらいの濃さで植込むかによってもドナー採取面積が異なっており、ここでの密度の計算は全体的なバランスを取るためにも大切な内容となります。また、術後においても見た目の濃さは、密度と毛の太さが大きく影響しており、効果的な移植を行うためにも確認をしておく必要があります。 ドナー採取の費用としては、多くが手術費用を含めての料金となっており、参考までに一例をあげれば、手術費用20万円が含まれた料金として、1.0?では27.0万円、3.0?では37.8万円、5.0?では48.5万円などとなっており、それぞれのクリニックによっても価格が異なっています。また、ここでのドナー採取に関しての費用は外科的手法を行うFUT法のものとなっているために、面積からドナー採取を概算で割出すためには他の方法に関しても確認が必要となります。例えば、メスを使用しない方法となるFUE法では、範囲も関係するものの採取するグラフト、つまり毛包1株の単価が基準となっており、この場合では費用においても100株を基準として料金が定められています。

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