植毛｜もみあげまで自然に植毛したい方へ

薄毛の悩みと言えば、多くの場合で頭頂部や生え際の薄さを挙げる人が多いでしょう。人の目が気になる部分をカバーしたいという意識が強いものですが、中にはもみあげの薄さに悩んでいる人もいるのです。もみあげは一見何の効果も無いように見えて、実は髪形だけでなく人の顔の輪郭を形作る非常に重要なポイントでもあります。この部分が薄ければ、顔が膨張して大きく見えてしまう原因にもなります。男性だけでなく小顔を求める女性にも、この部分の植毛は人気が出てきています。この部分の植毛は、一般的に行われる増毛手術より範囲も狭く、移植する毛の量も少ないので、比較的費用も安く済みます。小顔を手に入れるために月に何回もエステに通っているような女性は、いっそのこと理想的なもみあげを作ることで、手早く費用も節約して小顔にすることもできるのです。ただ、この部分の毛は非常に細く、数も少ないので移植には非常に高い技術が必要になります。毛の流れも特徴的で自然な仕上がりを再現するのは難しく、高い技術を持った医師のいるクリニックでしか行っていません。通常は両側合わせて1000本ほど必要で、費用は約40万円程となっています。本数や範囲から見れば高額に見えますが、前に述べた通りこの植毛を上手く行うには高い技術が必要となるため、このように他の植毛部分と比べて高めに設定しているクリニックが多いのです。この部分への植毛の方法は、主に自分の毛髪を使用したものになります。後頭部や側頭部から、髪質などを考えたうえで適した部分の皮膚を切り取ります。この採取した部分をドナーと呼び、ドナーを移植するためのグラフトという株に分け、移植する部分へ植え込んでいきます。もみあげの場合、他の部分への移植と比べて痛みを感じやすくなっています。手術は局所麻酔を打ってから行うので、手術中に痛みを感じることはありません。頭と比べて顔に近いことで神経も多く敏感な部分であるため、麻酔が切れた後の痛みを感じる人が多いのです。とは言っても、痛み止めの薬も処方してもらえますし時間が経過するごとに軽くなってはいくので、あまり心配しなくても大丈夫です。また、移植後は採取した部分の毛髪が生えてきます。もみあげに移植したとしても、後頭部からドナーを採取していれば、その部分の髪質の毛が生えてくるのです。そのため、定期的にカットしたりお手入れをして、自然な仕上がりになるように自分でも注意しておきましょう。