自毛植毛なら毛根から生えてくる?【毛の悩み解決サイト】

男性の薄毛は、生え際から頭頂部にかけての部分に集中していることが特徴です。これは、この部分の毛根に分布しているⅡ型の5α還元酵素により、男性ホルモンのテストステロンが変換されて出来るDHTという物質が原因です。この物質が、毛根の内部の毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体と結合することにより、頭髪の成長サイクルが狂わされてしまい、短い状態で抜けるようになります。この様な薄毛のことは男性型脱毛症と呼ばれており、日本人男性の場合は約30パーセントの割合で見られています。20歳代の後半に発症するのが著明で、最終的には生え際から頭頂部までの頭髪は完全になくなってしまいます。体内で生産されている物質が原因であり、発症には遺伝が関係しています。この様なタイプの薄毛を改善するために非常に効果的なのが自毛植毛で、日本皮膚科学会が2010年に発表した男性型脱毛症の診療ガイドラインでは推奨できる方法と評価されています。自毛植毛は、健康的な毛根組織を薄毛部分に移植するという内容で、海外の有名スポーツ選手も行っている様に国際的にも認められた薄毛の治療法です。男性型脱毛症は、生え際から頭頂部にかけて薄毛が進行している一方で、後頭部の頭髪は健康な状態をキープしています。これは、この部分の毛根にはⅡ型の5α還元酵素が存在していないので、DHTによる影響を受けることはありません。つまり、これを薄毛の部分に移植することにより、途中で抜けることな頭髪は自然に成長することになります。また、自毛植毛は安全性が高いということも魅力であり、アレルギーや拒否反応が発生することはほとんどありません。これは、自身の組織を使用するからで、人口毛を使用する方法との違いです。また、薄毛の原因を問わず効果が期待できるということも特徴で、老若男女問わず行うことが可能です。現在では技術が進化しており、メスを使用せずに施術を完了することも可能です。傷跡もほとんど残らないので、誰にも気づかれることなく薄毛を改善することが出来ます。かつらや増毛とは異なり成長するのは全て自分の頭髪なので、ヘアスタイルも自由に楽しむことが出来ます。ただし、薄毛の状態によっては、自毛植毛を行うことが出来ない場合もあります。それは、頭髪全体が薄毛となっている様なタイプで、移植できる組織が残っていない状態です。健康的な状態の毛根が残っていない場合は、自毛植毛以外の方法を選択しなければなりません。

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