植毛|植毛後のメンテナンス方法は?

植毛治療を受けて無事に薄毛を改善できたとして、その後のケアは必要なのか気になってしまう部分ではないでしょうか。これはどの植毛治療をしたかによってその後のケア方法が違ってくるのですが、まず人工毛を植えた場合は必ずメンテナンスが必要になると考えておいた方が良いでしょう。人工毛を利用する場合、特殊な技術によって毛穴に人工毛を差し込んでいくことになるのですが、ずっと定着し続ける訳ではありません。ですから人工毛の場合は必ず抜けてしまいますし、抜けてしまう量としては年間5割前後とされています。そして抜けた分はまた植えていく必要がありますので、ボリュームをキープしたい時には定期的なメンテナンスが必要不可欠です。そのようなメンテナンスの手間を掛けたくない時には自毛を植え込むのが良いと言えます。自毛を植える場合は人工毛のように簡単に抜けてしまうことはありません。自分の細胞ですので頭皮に定着してくれますし、抜けるとしたら普通の髪の毛と同じで毛周期が退行期や休止期に入った時や、頭皮トラブルや強いストレスなどが溜まっている時です。よって特にメンテナンスを行う必要もなく、普通の髪の毛として育てていくことができます。定期的なメンテナンスが不要な自毛の方が植毛後の手間を考えた場合、簡単でメリットがあると言えますが、ただ自毛を利用する場合にはいくつかの短所があります。まず自毛は植えることができるドナーがあってこその治療です。その為、根本的に髪の毛の量が少なくなっている場合ですと治療はできません。ですから植毛で対策をしたい時には人工毛を利用するほかないと言えます。手術方法によっては傷になってしまうのも短所です。自毛を植える為のドナーを採取する方法として切る手術がありますが、切る場合ですと線になって傷が残ってしまうことがあるのです。その為、傷が心配な場合ですと受け難い治療法になるかもしれません。しかしながら切る以外にも毛根をくり抜いて採取する方法もありますので、手術方法によってはそれほど大きな傷が残らずに済むこともあります。将来的な手間のことを考えた場合、楽なのは明らかに自毛を植える治療方法ですが、しかしながら治療ができないケースがあったり、傷になるリスクもありますので、よく比較して適した方を選ぶことが大切ですね。ただ、植えることができる十分な自毛の量がある場合は、ケアが楽ということもあって自毛植毛を選ぶ方も多いようですよ。

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