植毛｜今話題のスリット法とは？《安くて早い！》

年々薄くなっていく自分の頭について、何とかしなければと焦っている人も多くいます。育毛剤や発毛マッサージなどあらゆる努力をしても効果が感じられない場合には、増毛手術を受けてしまうのもおすすめです。薄毛を改善する有効な方法の一つとしては、植毛が挙げられます。毛髪が足りないと感じる部分に、人工のものや自分の毛髪を植え込んで増毛する技術です。合成繊維で作られた人工の毛髪を植え込むのは、費用も安く手軽に行えるので人気でしたが、抜けやすいという難点があるため年に１度以上はメンテナンスが必要でした。このメンテナンスにもそれなりの費用がかかり、また移植部分が炎症したり化膿しやすいというトラブルも多かったため、最近は自分の毛髪を移植する自毛植毛が主流となってきました。この手法は、その名の通り自分の毛髪を利用して増毛するものですが、更にスリット法とニードル法という二つの方法に分けられます。具体的に言うと、ニードル法とは専用の針を使って毛髪を一本一本地道に植えていく方法です。対してスリット法とは、まず毛髪の豊かな後頭部の皮膚を帯状に採取し、移植株を作成します。その後移植する部分の頭皮にメスで切れ目を入れ、毛髪をある程度まとめて作成した移植株をピンセットで植え付けていく方法になります。皮膚を採取された後頭部は、その後すぐに縫合されます。傷口は髪の毛の下に隠れてしまうので、周囲の人に手術をしたなと気づかれることもありません。多くのクリニックで採用されているＦＵＴという手術法式も、このスリット法の一種になります。皮膚を採取と聞くと怖い気がしますが、実際は局所麻酔を行って切り取るので痛みを感じることはありません。麻酔が切れれば当然ある程度の痛みを感じますが、痛み止めの薬なども処方されるのでそこまで心配はいりません。この方法はニードル法に比べて一度に移植できる毛髪が多くなるので、広い範囲へ移植する必要がある場合や毛髪を一気に多く増やしたい場合などに利用されます。このため、ニードル法よりも時間短縮ができ、施術回数も少なくて済むので費用も抑えることができます。ただ、毛髪の生える方向や自然な角度などの仕上がりが難しく、施術を行う医師の腕によって成否が左右される可能性も大きくなります。間違いなく移植を成功させたい場合は、費用の安さだけでクリニックを決めるのではなく、手術実績や口コミなどを徹底的に調べてから受診するようにしましょう。